カジュアル & ボタニカルルーム
今回もマンションのモデルルームのインテリアをご紹介します。
こちらはファミリータイプのマンションの一室 3LDKです。
想定は3人家族。(夫婦と3歳前後の娘さん)
今回のテーマは「カジュアル&ボタニカル」奥様(設定)がナチュラルなテイストが好きで リラックスできる部屋のリクエストがありました。ボタニカルは英語で"植物"の意味ですが、シャンプーなどもボタニカルテーマの商品多いですよね。
実際にお客様からのご要望も多い健康的でリラックスできるのが特徴のこの"ボタニカル & カジュアル"をテーマに癒しの空間を作ってみました。お庭や広いバルコニーがないお部屋ですが 室内に緑を配置することで家族みんなが癒される そんなインテリアにしてみたいと思います。
リビング
このテーマに限ったことではないですが、インテリアの基本は統一感です。ボタニカルテーマなので、植物のもつ自然の色合いをベースに全体を組み立てていきます。
フローリングの質感に合わせ、壁の一面にアクセントクロスを貼り色味を統一します。明るめの木目を使うことでナチュラルテイストにしました。テレビボードやローテーブルの色合いも統一します。
ソファやクッションはグレー系の色味で揃えました。お洒落なインテリアの基本の"き"は色を使いすぎないこと。一つの空間で使う色味は3色以内が鉄則です。今回は"ウッド""グリーン""グレー"の3色でまとめていきます。
そして 明るいウッドの色の面積が多い空間にメリハリをつけるため 今回はスタンドライトをTVボードの両サイドに設置。空間の明暗を作ってあげることで単調になりやすい明るい空間を少し引き締めてあげるといいでしょう。
ピンポイントで明るくする場所は、オブジェやグリーンなどインテリアのアクセントになる部分を照らします。なんとなく壁の一部に間接照明を当ててる方もいるかと思いますが、"意味のあるライティング”を心がけるとおしゃれ感がアップしますよ。
ポイント
- 床・壁・家具の色を統一
- ソファ・ラグ・カーテンをグレー系に 使う色味は3色まで
- 空間にメリハリをつける「一室多灯」
- ミニポイント
観葉植物やアートなど アクセントオブジェを照らすと おしゃれ感がアップ!!
ダイニング
ライティングレールを利用したグリーンの演出を入れてみました。照明器具自体はかなりシンプルなものをチョイスし、グリーンを入れることで癒しを感じられるアクセントをつけました。殺風景になりやすいダイニングテーブルですがこんなデコレーションも面白いですよね。
照明器具は調光できるタイプを選んでおいた方がいいと思います。シェードのついていないタイプの器具は明かりが部屋全体に影響するので、明るくしたい時 少し落ち着きたい時とシーンに合わせて調整しましょう。
ポイント
- ライティングレールを活かしてグリーンも照明の一部に
- ピクチャーレールにハンギングを吊るしてアートの代わりに
- ペンダント照明やダイニングテーブルはシンプルにしてボタニカルを主役に
ミニポイント
ペンダント照明は調光付きなので明るさを調節可能!!
こちらのお部屋はLDK続きで居室(洋室)があります。引き戸を開くと広い1室のようにも使えるタイプの洋室です。
LDK続きなので、こちらもテーマは統一してコーディネートしていきましょう。
リビングつづきの洋室
リビング続きの洋室は何に使いましょうか?旦那さんの書斎?寝室?それともLDKの一部として使います?友達がきた時はLDKとつなげてパーティーもできますね。今回は娘さんが3歳なのでキッチンから見えるこのお部屋は娘さんのプレイルームという使い方をすることにしました。
子供部屋なので、おもちゃや絵本などいろいろ収納できる棚なども置くことになりますね。ローテーブルはリビングと同じく明るい色味のウッド。娘さんが色塗りやお絵かき、絵本を読むのにちょうどいい高さ55センチのタイプを選びました。ベージュのプフクッションとグレーのラグマットもリビングのテイストと合わせます。
部屋のアクセントとして植栽も置いてみました。ナチュラル志向であれば本物の植栽 といきたいところですが、ここは子供部屋。なにが掘り起こされるかわからないので、安っぽく見えないイミテーションの植栽が吉でしょう。
こちらの部屋にもアクセントになるスタンドライトを設置します。リビングと同じく、色味は少なく 統一感を意識しましょう。
ポイント
- キッチンから見える洋室は子供スペースに
- 子供が使いやすい高さ55センチのテーブルに人気のプフクッションにあわせて
- リビングとの一体空間。色と質感を合わせて
ミニポイント
プフクッションとは・・・イスはもちろん、絵本を読むときのひじ置きや足をのせるオットマンにもなります。コンパクトで持ち運びもしやすいのでリビングにも持っていくことができ便利!!
実際の家族構成や生活習慣、または趣向によりインテリアのアプローチは変わりますが 基本の"き"を押さえるだけでもグッと上質な空間になります。
見た目の理想を求めつつも、日々の生活でメンテナンスや過ごしやすさがちゃんと検討できているかも大事なポイントなので、"おしゃれと快適さのバランス"を考えながら作っていけるといいですね。
今回の「カジュアル&ボタニカル」インテリアがボタニカル好きの皆さんのご参考になれば幸いです。
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プランナー櫻井 美加
櫻井 美加 Mika SAKURAI インテリアコーディネーター カラーコーディネーター 福祉住環境コーディネーター 東部照明のHP をご覧いただきありがとうございます コーディネーターの櫻井です。私 ...
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